5月23日はキスの日。
色々なかたちはありますが、大切な人とのコミュニケーションには欠かせないスキンシップですね。さて、そんな素敵なシチュエーションを叶えるために、インテリアで出来る“イイ雰囲気作り”をご紹介しましょう。

(1)暖色カラーで艶っぽく!
色が人の感覚に与える影響はとても大きく、「色の心理効果」と呼ばれます。色彩の種類をざっくり分けると、【暖色系】【寒色系】【無彩色】の3系統。
暖色系は赤・ピンク・オレンジ・黄色。寒色系は青・水色・緑色。無彩色は白・黒・グレー。
この中で「キスしたくなる雰囲気作り」にいちばん適しているのは、やはり暖色系ですね!

暖色系のカラーは、部屋の雰囲気をあたたかく演出して体感温度を上げる効果があります。また反射によって顔色を明るく、血色良く見せる効果も期待できますね。
女性のメイクの仕上げには口紅を差してチークを入れますが、唇と頬に“紅い色”を足すことで
「健康的であり血色がよく、肌が上気している」=色っぽい表情、を連想させます。
同じように、色の持つ効果を上手にインテリアに活かしてみましょう。

(2)照明の使い方で盛り上げる!
やわらかくあたたかく照らされる壁面、観葉植物が影を落とし、見つめ合う二人の瞳には
橙色の光が煌めいて…
とてもイイ感じです。雰囲気作りに手軽かつ効果大なのは、何と言っても間接照明。多くは、オレンジ色に近い温かみのある光です。
皆さんも照明の電球を選ぶとき、【電球色】【昼白色】【昼光色】のどれにしよう?と迷われた経験があるかと思います。平たく言えば、電球色は赤みを帯びた光、昼白色は白っぽい光、昼光色はもっと白くて青白い感じの光です。
この光の色の違いは温度でも表現されることがあり、「色温度」と呼ばれます。色温度の単位は
K(ケルビン)で表され、電球色は3000K、昼白色は5000K、昼光色6500K程度。色温度が低い環境は、人間の副交感神経を働かせリラックスさせる効果があります。逆に、色温度が高いと人間は交感神経を刺激され、活動モードに入ります。ちなみにろうそくの灯りは2000Kほど。見つめていると不思議と落ち着いた気分になったりしませんか?
いつもの天井についている照明はオフにして、床に置くタイプのフロアライトやテーブルランプを活用しましょう。明るすぎない空間は、一緒にいる人との距離をぐっと近くしてくれます。

余談ですが、一般家庭において高所得の世帯は電球色の照明を、低所得の世帯は昼光色の照明を設置していることが多いという調査結果が出ています。あたたかい光はリッチさの象徴だったりするかもしれません。

(3)五感をくすぐる!エモーショナルなインテリア
人間の五感の割合は、視覚から入ってくる情報が約8割を占めると言われています。では、あとの2割はそう重要でもないかと言えば、決してそんなことはありません。
例えば、触覚。インテリアの中で直に肌に触れるものといえばベッドリネン。夏に向けては麻や綿などの天然素材で上質なものを揃えたいですね。
例えば、嗅覚。嗅覚は他の感覚と異なり、感情や本能を司る大脳辺縁系にダイレクトにつながっています。玄関を開けた瞬間、ソファに腰を下ろした瞬間、そのお家の「匂い」を感じるシーンは多くあります。見えないものだからこそ、こだわりの香りでお部屋の魅力を演出するのもひとつですね。
例えば、聴覚。人それぞれ好きな音楽はあるものの、気分がうっとりする音楽の条件は「呼吸するリズムよりも遅い音」。ゆったり流れるBGMに耳を傾ければ、二人の波長も自然と合ってきそうです。

キスしたくなるお部屋の作り方、いかがでしたか?
インテリアでできること、実はたくさんあるんです。使い方でお部屋はもっともっと活用できます。
インテリアで迷ったり、新しい家具や照明を探したくなったら、ぜひお気軽にエルドラードへご相談ください。